PH4.4-7

Comfort Films and Feel-Good Movies

先週のL.A.Timesに、Betsy Sharkeyという記者による『Top 10 Comfort Films』という記事があった。

自分では観たことのないものもあったので記事自体は読んではぁそうですか、てな感想で終わりだったのだが、この記事に反応した読者のチョイスがなんというか。『大統領の陰謀』とか『博士の異常な愛情』とか『ジョーズ』とかヒッチコックの『めまい』なんかが入っていて、とても「安らぐ」雰囲気ではない。Comfortというからほっとする映画・慰められる映画のリストかと思うがそうではなくて、要は「何度でも観たい映画」のリストというところ。


まあそれはともかく、こういうのを読むと、好みってほんと~~~に人それぞれだなあと思う。例えば、Sharkey記者のリストにも入っていた『ブリジット・ジョーンズの日記』。本で読んでよかったと思う作品は映画になるとがっかりすることが多いが、この映画もワタシにとってはそのひとつ。本と映画はまったく別の作品なんだと思わなきゃいけないのは分かっていても、それでも観て損したみたいな気分になった。でもそれはワタシの反応。これを「何度でも観たい」と思う人が結構沢山いるんであるね。



ほっとする映画、和む映画、癒される映画という解釈でComfort Filmというと、ワタシの場合一番に頭に浮かぶのは…







もったいぶる…






なんと…







『チキ・チキ・バン・バン』(音注意!)である。




歌があって踊りがあって夢がある。エンディングが素晴らしい(いっつも涙出そうになっちゃうんである)。ちょっとくらい落ち込んでいても、この映画を観ればハッピーな気分になれる。"Don't worry, everything is going to be all right!"とびっくりマークつきで言いたくなる。

ワタシにとって、多分これがComfort Filmのナンバー・ワン。




Comfort Filmとよく似た言葉でFeel-Good Movieというフレーズがあるが、これをワタシは「観てスカッとする映画、観ると希望が湧いてくる映画」と解釈するので、そうすると思い浮かぶ映画が違ってくる。ワタシの場合だとそれは『Scent of a Woman』(邦題は『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』)。タンゴを踊るシーン(音注意!)やラスト近くのスピーチのシーン(音注意!)、もうまさにFeel Goodそのもの。

そして去年まではFeel-Good Movieというとまずこの映画しか思いつかなかったが、今年からはクリント・イーストウッドの『Gran Torino』(音注意!)を並列したい。これは久しぶりに映画館で観た映画だったのだが、ぐっときてじーんときた。久しぶりに心から観てよかった!と思える映画であった。



本と映画が別のもので、映画としての作品が見ごたえあったものというと、キーラ・ナイトレイ主演の2005年版『プライドと偏見』が思い浮かぶ。この映画はに決して忠実ではないが、これはワタシにとっては「何度でも観たい映画」である。実際すでに五回は観ていると思う。本に忠実なのが観たければ、BBC制作(1995年)のコリン・ファースが出ている方を観ればよい。こちらはあまりにも本の通りに話を描こうとしてちょっと退屈気味だなあ(やたら長いし)と思ったのがワタシの本音。コリン・ファース好きなんで頑張って最後まで観たけどね。



そういえば上述の『ブリジット・ジョーンズの日記』は『高慢と偏見』が下敷きになっているのであった。しかもコリン・ファースが同じ役割どころで出てる(意図してのことでしょうが)。本がベストセラーになったからって何でもすぐに映画にしようとする風潮、なんとかならないもんだろうか。





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by cocopuff1212 | 2009-03-16 23:41