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PH4.4-7

Lei of Love

こちらのブログでとても素敵なHaku Leiの写真を拝見していて、自分が結婚式で被ったことを思い出した。

そうだ~、写真をスキャンしてブログにアップしよう!と思った次の瞬間、ふたつのことに気が付いた。

いち:子供の頃の写真も大事だけれど、結婚式の写真もスキャンしとくべきよね。おお、気づいてよかったぞ。

に:いや、しかし。プロのフォトグラファーに撮ってもらった写真は、著作権の問題があるからブログには載せられない。スキャンするのだって厳密に言うとOKなのかどうか。目的は長期保存であってプリントを量産するつもりは全くないが、そこんとこ法的にはどうなんだろう。

う~ん。

もちろん当日自分で撮った写真はない。友人(素人)Lが撮った写真でスクラップブックを作ってくれていて、その中に一枚だけブログに載せてもよさそうなものがあった。


Lei of Love_a0106584_1462828.jpg


オットと義兄ふたりのシャツはTommy Bahamaのもので、ボタンが椰子の実の殻でできてるんだよ~、え~ほんと~?と会話してるところである。男性三名のレイは結婚式定番のMaile。かっこよくて香りも素晴らしいので好きなレイである。ワタシのHaku Leiは小さすぎてほとんど見えないが、パステルカラーの花数種にシダを混ぜてある。すべて、式の日の朝オレゴン州ポートランド近郊の会場に着くように、ハワイから空輸してもらったものである。



Wikipediaでレイを検索したら、Hakuの説明に「編んで作るレイ」とあった。そうそう、そうだった。tomさんも記事に書いてらっしゃるが、単一素材を編んで作ったレイがHili、そこに飾りになる葉や花を混ぜて編むとHakuになる。Haku Leiは頭に被るものがほとんどだから「被るレイ」がHakuだと思ってる人が(ハワイにも)多いけれど、そうじゃない。編んでしっかり作るから頭に被れる形にできるのであって、Hakuという言葉自体は、針で糸を通してつくるKuiと対照するものだったのだ。Hula kahikoでダンサーが手首や足首につけているシダの飾りも、激しい動きでくずれないように編んで作られてるんじゃないだろうか。


花を身にまとうという習慣は、とても美しいものであると思う。ハワイにいたら男性だって花で着飾ることができる。素敵じゃないの。

レイというのは大抵自分で買うんじゃなくていただくものである。そしていただいたレイは捨ててはいけないことになっている。しおれてきたら木の枝に引っ掛けたり、海に流したりして、「自然に戻す」のが正しい処分の仕方なのである。

ワタシのHaku Leiは、式の後義姉に「お古だけど」といってプレゼントした。翌日からドライブで新婚旅行だったし、ハワイまで持って帰るのもなんだし、と思ったのだ。そしてそれは義母の手に渡ったのだけれど、義母はそれを大事にとっておいてくれて、しっかり編まれたHaku Leiは形もくずれず、ドライフラワーとなっ今でも彼女宅の暖炉の上に飾られている。

オレゴンに帰省するたびに、自分の花嫁衣裳の一部が大切に飾られているのを見ることができる。ワタシはなんて幸運な嫁なんだろうと思う。
by cocopuff1212 | 2008-11-18 00:33