PH4.4-7

おフランスの郵便事情

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腹立てちゃだめよ、むこうはな~んとも思ってないし、変わろうとする気持ちもないから、文句言うのも無駄よ。


…とは聞かされていたのだが。

実際経験すると、やっぱり腹が立っちゃうのである。分かってても。

人間だもん。


フランスの郵便事情の悲惨さは、前から話に聞いていた。ワタシが目・耳にしていたのは、フランス在住邦人の方々の話で、日本からの荷物関係の話が多い。それは、エアメールにもかかわらず送られてから何週間も経ってやっと届いたとか、勝手に差出人に送り返されていたとか、永久行方不明になってしまったとか、そりゃもうホラーの領域。


ただ、いくらホラーとはいえ、そんなにしょっちゅう起こるわけじゃないだろうと、たかをくくっていた自分が甘かった。

以下、ワタシの経験。


十一月の後半にフロリダから出していただいた荷物、来ない来ないと思いながら待つこと三ヶ月。二月に入った時点でもう返送されてるだろうなあと悲しく思いながら、でも送ってくださった方からは「戻ってきましたよ」という連絡がない。一パーセントの希望にすがりながらさらに待っていたら、先週フロリダに戻っていたことが判明。@#$%!!!


十二月末に大阪からEMSで出していただいた小包。これもまだ届かない。

ゆうちょの追跡番号を使って、一月五日に神戸から船で出てることまでは分かったが、その先が分からない。船で出すと時間がかかるのは、コンテナがいっぱいになるまで待つからであって、そのコンテナを載せた船がいったん日本を出れば、フランスまで四十日もかかったりしないはず(と思うのは間違いですか?どなたか、ご存知?)。


で、こないだねむりぐまさんのところで郵便の話題で傷の舐めあいをした盛り上がったとき、局に出向いて聞いてみれば?とアドバイスをいただいたので、行ってみたのだ、だめもとで。〔注:フロリダからの荷物が返送されたのを知る前の話です。)


で、結果。


…だめだった(爆)。もちろん(爆々)。



ま、半分期待してた結果だっだのですが(爆々々)。


ねむりぐまさんとGabrielleさんのお話の感じだと、郵便局の人も巷でうわさされてるよりは親切なのかしれないな~という印象を受けるが、ワタシの経験からすると、こちらのおふたりがお使いになる局はいい人が集まってるのでは?と思っちゃう。

この日、簡単な会話なら仏語OKのオットに同伴してもらって、いつもの局へ出かけたワタシ。並ぶこと二十分、やっと自分の番になって、アメリカと日本から届くはずの小包が届いてないことを説明する。

そしたらもちろん「伝票はあるか」と聞く。

郵便箱に入らない荷物、あるいは本人受け渡しの必要がある書留で本人不在の場合、「局まで受け取りに来い」という伝票を郵便受けに入れてくれることになっている。

なっているのだが、入ってないことが実に多いらしいのは、すでに経験済みである我々。

そこのあたりを、向こうの気分を害さないように、「もしかしたら何かの間違いで伝票は来なかったけれど、ここの局の奥の棚にあるかもしれないな~と思ったので、棚をチェックしていただければと思って」というようなことを、オットが一生懸命説明する。

ところが窓口のムッシュ、伝票がなければ見てやれないの一点張り。何度違う言い方で頼んでもだめ。追跡番号はないのかとかなんとかも言ったらしいが、国際荷物を管理する番号ではないので意味がないと伝えると(後日追記:局までは追跡できるようです。希望が出てきたところ@2/16 8:00 a.m.)、あんたら頭おかしいのかという顔で我々をみて頭を振った。

まあ、ここまでの応対は分からない気がしないでもない。しかし、ちょっとむっときたのはその後。

ワタシはムッシュの言ってることがまるでさっぱり分からなかったので後でオットに教えてもらったのだが、ムッシュ、「荷物が届いてあんたのところの郵便箱に入らない場合は必ず伝票を入れます。伝票と身分証明を持参すれば棚をチェックしてあげます。そうでなければチェックする必要なんてないのです」うんぬんかんぬんということを、なんと二分ほどかけて熱っぽく演説してくれたのだ。

そんな時間とエネルギーがあるんなら、ちょっと奥に行って棚をチェックしてくれればいいのに。


ワタシ、もうこのあたりで悲しくて泣きそうになっておりました。

負けちゃだめ、負けちゃ…とは思っていたのですが、もう打ちひしがれた気分。心をこめて荷物を送って下さった方々に悪くて申し訳なくて、くちびるかんでぶるぶる震わせておりました。


伝票がないのに見てくれと頼むのは、ちょっと無理を頼んでるなあとは自覚していた。でも、でも。
伝票が来なくて(故に局に取りに行けなかったために)郵便物が戻された経験が実際にあるから、こういう無理をお願いしてるんだよ~。要はあんたらの仕事ぶりが徹底してないのが悪いんじゃないか~。

…と、この時は本当に腹が立って仕方なかった。


九月半ばにこのアパートに入居して以来、郵便箱に入らない小包か本人受け取りの必要がある書留が送られてきたのは、分かっている限りで五件。そのうち、無事に手元に届いたのは、配達時にワタシが家に居てラッキーだった東京からの小包と、伝票が入っていたので局に取りに行って渡してもらえた書留郵便、この二件のみ。ってことは、配達率たったの四割!それも、たったの五ヶ月間の出来事である!

しかも!(←怒りがエクスクラメーションマークにこめられている)この書留、最初の配達で届かなくて(=伝票を入れてもらえてなくて)、一旦発送元に戻されていたのであるよ!二度目の配達の際にやっと伝票がもらえて、やっとのこと手元に無事届いたという訳ありのブツだったのである。郵便局のせいでこの書類が届くのが遅れて、ほかの面でちょっとしたトラブルにもなった、ああ思い出したらまた腹が立つ…という曰くつきのブツなのである。



配達されなかったあと三件は、前述の小包二件と、待っても待っても届かなかったムスコの通学定期。これは、発送元のTCL(リヨンのメトロ・バス会社)に返送されていたのが分かって、わざわざ取りに行った。#$%^!!!



で。

ちょっと深呼吸して、気持ちを静めて。す~…は~…。


腹立てたからと言って、郵便局の仕事ぶりが変わるわけではないので、ここで前向きに今後の対策を考えたいと思います。

以下、こちらへ荷物を送ろうと言って下さる皆様へ。(注:これは決して荷物送ってくれという催促ではありません!送っていただいてこの記事のような結果になると悲しいので、実は荷物はもうご遠慮しますとまで言いたい気分なのです)



1. アメリカからの荷物は、米国発送のみにつかえる私書箱を設けました。ちょっとややこしいのですが、鍵コメまたはメールをいただければ、こちらの住所をご連絡いたします。追記:これは仏郵政省La Posteを全く通さないので安全なはずです。

2. 日本からの荷物は、郵便ではなく、日本を出てからも本人の手元に届くまでしっかり追跡番号の使える国際宅配便を利用するのが賢明だと思います。

日本の企業のほかにも、FedExとかUPSとか、色々あります。とにかく、La Posteの手に入らないようにするのがポイントではないかと思います。局留めになると危険なので。

3. 日本からもアメリカからも、封筒に入った荷物なら多少厚みがあっても無事届いています。

うちの郵便受けの大きさは、高さ30cmx幅32cmx奥行き13cm。

ここに、15cmx22cmx2cmの本とそれにプラス布ものの入った厚手の封筒も、無事に入って届きました。郵便受けの上の部分に隙間があるので、封筒で中身がちょっと曲がっても大丈夫なものなら、これより長くても入れてもらえます(これも一度証明済み)。

4. 取りに行く際にトラブルを減らすために、宛名をワタシとオットの連名にしていただけると助かります。(実際これでトラブルがあり、郵便局に四回足を運びました。それについては…記事にする気力もありません)(連名にして下さいと書きながら、二人の名前があるから二人そろって身分証明もって局まで来いと言われたらどうしよう…というちょっとした不安もあるのですが)



長々と失礼いたしました。かなりすっきりした~(笑)。

例の大阪からの荷物に関しては、船ゆえにまだ希望が残っていると思うので、その光がはっきり絶えてしまうまで待ってやろうと思います(←口調に郵便局に対する挑戦の気持ちが表れている)。

で、この郵便事情に関連して、発信時に在仏邦人の間でかなりブーイングを浴びた話題になった「フランスが世界で一番住みやすい国」であるというニュースに関しても一筆書きたかったのですが、これはまた長い記事になりそうだし現在ちょっと気力がないので、別の機会にしたいと思います。



*トップの写真はムスコが現在はまっている、レゴ社のバイオニクルシリーズの、Rahkshi。悪者だそうです。なんでこの写真かというと、これが黄色なところがポイント。そう、フランスの郵便局La Posteのロゴの色は…。
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by cocopuff1212 | 2010-02-16 00:21