PH4.4-7

蘇州夜曲

ここんところまた毎日のように聴いている、Ann Sallyのアルバムmoon dance。この中の『蘇州夜曲』が好きで好きで、家に独りでいるときは一曲リピートでずうううっとかけたりする。

Ann Sallyの歌声にうっとりして聴くときもあるし、服部良一(と呼び捨てにするのは恐れ多い。服部良一先生と呼びたい)って本当になんていい歌を作ったんだろうと思いながら聴くときもある。西條八十の歌詞も素晴らしいのひとことで、家事の手を休めて歌詞をじっと耳で追うこともある。

Youtubeで平原綾香のバージョンを見つけたが、編曲も彼女の声と歌との相性も悪くない。




     君がみ胸に 抱かれて聞くは
     夢の船唄 鳥の唄
     水の蘇州の 花散る春を
     惜しむか柳が すすり泣く

     花をうかべて 流れる水の
     明日のゆくえは 知らねども
     こよい映した ふたりの姿
     消えてくれるな いつまでも

     髪に飾ろか くちづけしよか
     君が手折りし 桃の花
     涙ぐむよな おぼろの月に
     鐘が鳴ります 寒山寺

       

この曲が服部作品の中で一番好きなくらい好きというワタシの好みは、大変品のよいものであるらしい。何故かというと、服部氏自身が自分の葬式でこの曲をかけてほしいと希望したからなのである。大先生と好みが一緒なんて、うーんなんだかやっぱりうれしいじゃないか。

服部良一作曲の歌ではもうひとつ『青い山脈』が大好きで、昔むかしOLをやっていた頃、無理やりカラオケに連れて行かれた時などに、上司にウケたこともあってよく選んだ。これも実は西條八十の作詞である。



  若くあかるい 歌声に
  雪崩は消える 花も咲く
  青い山脈 雪割桜
  空のはて
  今日もわれらの 夢を呼ぶ
 
  古い上衣よ さようなら
  さみしい夢よ さようなら
  青い山脈 バラ色雲へ
  あこがれの 
  旅の乙女に 鳥も啼く

  雨にぬれてる 焼けあとの
  名も無い花も ふり仰ぐ
  青い山脈 かがやく嶺の
  なつかしさ
  見れば涙が またにじむ

  父も夢見た 母も見た
  旅路のはての その涯の
  青い山脈 みどりの谷へ
  旅をゆく
  若いわれらに 鐘が鳴る





今でも「懐メロ」なんて表現、使うんだろうか。懐メロという言葉を初めて知ったそれこそ小学生くらいの頃から、ワタシはいわゆる懐メロのメロディーラインや歌詞が好きだった。そういえば家具や小物も古いものが好き、服だってちょっと古くさくてぎりぎりダサいデザインのものが好きである。

もしかしたら生まれてくる年代を間違ったのかもしれない。
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by cocopuff1212 | 2008-05-19 13:18