PH4.4-7

April…名前について考える

今日から四月。睦月、如月、弥生、と頭の中で考えて、次の卯月がしばらく出てこなかった…。笑えない。

ワタシが子供の頃はやよいちゃん・さつきちゃんという名前の女の子が同じ学年にいたりしたが、最近ではあんまり流行らない名前かもしれない。英語で四月のAprilも女性の名前としてありえるチョイスだが、1990年頃にはトップ100位だったこの名前も2007年現在では300位以下。名前にも流行り廃りがある。日本での今の流行はというと、とある会社の調べによるとこんな感じ。

こういう表を見ていると日本語っていいなあ、漢字って素晴らしいなあとつくづく思う。どう読んだらいいのか分からない名前も多いが、見た目だけで言うと男の子の名前はりりしくかっこよく、女の子の名前は優しく美しいものばかりで、まるで万葉集の歌を読んでいるみたい。漢字ひとつ、またはふたつ、あるいはみっつと、組み合わせの可能性は膨大で、しかも読み方は勝手に決めちゃっていいとなると選択肢はもう無限大である。

1月にE美さんのベビーシャワーをした際に、パーティー始めのicebreakerとして自分と自分の子供の名前の由来をみんなに紹介するというのをやったのだが、これが実に面白かった。企画者のワタシはこのゲームに20分時間を割り当てていたのだが、全員話し終わったら1時間近く(!)経っていた。なかでも面白いなと思ったのは息子さんの名前に「耕」の字が入っているお母さんの話で、「こつこつと地を耕すように何事も少しずつきちんとできる人間になるように」命名なさったそうなのだが、なんで印象に残ったかというと、この「こつこつと…」というのが実に日本的な考え方だからである。アメリカ人だったらまずそういう考え方はしないと思う。「どかーんと一発でかくやらかしてくれるように」とかなんとか言って名前を決めると思う。この場に居た女性達はアメリカ人と結婚してる人と日本人と結婚してる人半分ずつだったのだが、「耕」君のお父さんはやっぱり日本の方であった。

ワタシの名前には最後に「子」がついている。2歳下の妹の名前には「子」がついていない。母が名づけの流行にのり遅れまいとしたのが原因で(時代がわかっちまうが)、子供のワタシにとってこれはイコール「ワタシの名前は古臭く、妹の名前はかっちょいい」ということであった。かっこいい妹の名前がむっちゃうらやましかったのは当然である。

『赤毛のアン』の中でアンが「私の本当の名前はアンじゃないのよ。コーデリアなの」と想像するシーンがあるが、ワタシにはこの心理が実によーく理解できた。アンって地味な名前だもんね。赤毛のアンのファンでもあり妄想癖のあったワタシは、自分の「本当」の名前が何であるべきか決めるとき、「子」のついてない名前を通り越して「めあり~」だったり「えりざべす」だったりしたら~などとぶっ飛んだ名前を選んでいた。畳に布団敷いて寝てたんだけどね。

ムスコが産まれる前にオットと名前の相談をしたが、名づけって実に大変なものなのだなあと初めて知った。男性の名前でワタシが一番好きというくらい好きな名前は偶然オットの名前であったため使えない。その他自分の息子にぜひつけたかった名前のうちひとつはオットの同僚の赤ちゃんにすでに取られていて(!)選ぶことがためらわれ、もうひとつはオットに瞬時に却下された。「中学の時にその名前ですんげえ嫌なヤツがいたんだよ」ということで。オットの補欠チョイスはワタシが絶対拒否であった。「その名前ですんごい嫌なヤツを知ってるのよ」ということで。

妄想癖が完璧になくなっていないワタシは、未だに「Eの名前が本当はXXXだったら…」と想像をかけめぐらせるのである。
[PR]
by cocopuff1212 | 2008-04-02 10:43